メインコンテンツまでスキップ

誤り訂正

QRコードを読み取る際に、QRコードの一部が汚れていたり、隠れていたりすることがあります。このような場合でもQRコードのデータを正しく読み取るために、誤り訂正という技術が使われています。もし誤り訂正がなければ、QRコードのうちたった1つのマスだけでも読み取れない部分があると、正しいメッセージを読み取ることが不可能になってしまいます。

具体的には、先ほど生成した0と1のデータから、誤り訂正コードというものを生成し、データに付加することで、もしデータの一部が読み取れなくてもデータの内容を正しく復元することができるようになります。

単純な例で考えてみましょう。下のように、英語・数学・国語の3科目のテストの点数をメモしておいたとします。

英語数学国語
755080

このままでは、いずれかの科目の点数が消えてしまったら、復元することができません。しかし、「合計点」を別に記録していたらどうでしょう。

英語数学国語合計点
755080205

こうすれば、「英語」「数学」「国語」のうちの1科目だけが消えた場合は、合計点から残りの科目の点数を引き算することで、消えた科目のデータを復元することができます。これが誤り訂正の考え方です。

実際には、もっと複雑な方法で元のデータからうまく誤り訂正コードを作ることで、効率的にデータの復元ができるようになっています。今回のプレイグラウンドでは、データが約15%間違っていても、復元して元のデータに戻すことができます。

では、「誤り訂正を作成」ボタンを押して、誤り訂正コードを生成してみましょう。

誤り訂正
000000000
000000000
000000000
000000000
000000000
000000000
000000000
000000000
000000000
000000000